2006.02.09

関係者大集結(内野博礼)

年に1回、ETIC.関係者が一堂に会する集まりがあります。

その名も「ETIC. Entrepureneur Gathering」(通称:ETIC.祭)。
去年は3月17日に表参道の、とあるオシャレな会場で行いました。

基本的に出入り自由だったので、正確な人数は把握していませんが、
300人以上の人が集結。

集まった人の前で喋るインターン卒業生や起業家の生き様は
実にさまざま。
バリバリのITベンチャー社長、NGOの代表をやるためにベンチャーで
修行をしている学生、駆け出しのNPO代表などなど。

なかでも印象的だったのが、この3人のプレゼン。

・ETIC.の前身「ETIC.学生アントレプレナー連絡会議」時代より関わり、
 いまや十数店舗を展開するリサイクルショップ トレジャーファクトリー
 を経営する野坂社長


・トレジャーファクトリーがまだ本店しかなかった頃、山形の大学を休学して
 新規店舗立ち上げの東京武者修行を行い、
 その後、山形で自らも、若者が挑戦しやすい環境を作ろうと山形ベンチャー
 マーケットを設立した稲葉氏


・東京で営業のインターンを経験後、稲葉氏と出会い、一緒に働きたい!と
 大学卒業してすぐに、住み慣れた東京を離れ、山形へ飛び出した上條氏

ひとつの、若者にチャレンジの機会を提供したい、
一緒に事業を成長をさせたいという想いが、
次の世代にも広がり、更にまた次の世代へと引き継いでいく。

そんな「心の生態系」を垣間見た瞬間でした。


今年も3月17日(金)に「ETIC. Entrepureneur Gathering」開催します。

今年は、どんな物語が生まれているのでしょう?
今から楽しみです。

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2006.01.30

インターン卒業生とまた繋がる(内野博礼)

内野です。

最近はインターンの卒業生と話をする機会が増えています。

ちなみにETIC.は98年からインターンをはじめて、
8年目を迎えようようとしています。

卒業生の数も、1500人超!
卒業後の進路は実に様々。
大企業に行く人、ベンチャーに行く人、NPOに就職する人、
自分で起業する人、フリーランスになる人etc.

一旦は、大学を卒業して、ETIC.から離れますが、
また、違う関係でお付き合いが始まるケースもあります。

つい先日、某大手電気メーカーに勤めているSさんが
久しぶりにETIC.のオフィスにやってきました。

彼女は、人事担当者として、なんとか会社を変革しようと
孤軍奮闘しています。

そんな彼女から、うれしい提案がありました。

自分の会社で新しくCSR部門を立ち上げるから、そこで
インターンを採用したいと。

ちょうど僕としても、ベンチャー企業のCSR部門立ち上げや、
大手企業のCSRの新しい取り組みには、積極的にインターン生
を入れていきたいと思っていたところでした。

大きな会社なので、これから上司の説得や決済など、
具体的に動き出すには、もろもろ大変なこともありますが、
ぜひ、Sさんの会社でのインターンの導入は実現させたいと
思っています。

また、Sさんがオフィスを訪れた1週間くらい前にも、
インターン卒業生のYくんが、元インターン先の社長と
会社を立ち上げるので、そこでインターン生を採用したいとの
お話をくれました。
まだメンバーは社長とSさんだけの立ち上がったばかりの会社ですが、
ETIC.とVisionも近いので、インターンだけに限らず、
色々な面で連携が出来そうで、いまから楽しみです。

こうやって、インターン卒業生が、社会人になって、
また新しく、違う形で関係が繋がっていくことは、
コーディネーターとしては、これ以上うれしいことはありません。

ETIC.とインターン生の関係は、サービスを提供する側と
サービスを提供される側、ではないとつくづく感じています。

一緒に社会をよりよくしていく、今よりも面白くしていくパートナー、
そう捉えています。

そんなパートナーが年間250人、社会に羽ばたいていく。

そして、いつの日か、今度は一緒に何らかの形で繋がる。

本当にいまから10年後が楽しみです。

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2005.08.25

ある経営者からの2通のメール(内野博礼)

先日、お世話になっているベンチャー企業の経営者の方から、以下のような
ありがたいメールをもらいました。

> 志をもったNPOが増えることは良いことだと思います。
> しかし、社会貢献には資金が必要です。
> そういった意味ではNPOも営利企業とのコラボレーションを検討し、
> 活動に実効性を持たせるべきだと思います。
>

> またNPOの方々から見ると営利企業=金儲け目的という見方があるような
> 気がします。確かにそれだけを目的とした会社もあるのも事実だと思います。
>
> しかし、健全な営利企業とは社会&顧客に対し価値あるサービスと商品を提供し
> その対価として利益を得るものです、これ自体が社会貢献といえるでしょう。
> そして生み出した価値の対価として得た利益を「会社の成長への投資」
> 「社員の幸福の実現」「社会貢献」に使用するものです。
>
> そういった「健全な企業」とNPOには社会貢献をするための原資を生み出すパワーに
> 圧倒的な差があります。とするとNGO&NPOが「健全な企業」と
> タッグを組んで社会貢献を行っていくということをもっと積極的に考えるべきでは
> ないでしょうか。

このベンチャー企業は、物が溢れている現代において生活をより豊かで楽しく
できるようなライフスタイル商品を開発している会社です。

実際に、もうすぐオープンするライフスタイル商品を扱う店舗において、
・フェアトレード商品の販売や、フェアトレード商品を扱うNGOの広報・キャ
 ンペーン支援として店舗スペースの一部の貸し出し
・NPOの活動資金を捻出するために、同社が持つ、商品在庫を無償で貸し出し
などを検討していたり、趣旨に賛同したあるNGOへの寄付活動に加えて、同社
の新進気鋭のデザイナーによる募金箱のデザインおよび、取引している何百もの
小売店舗への募金箱設置を呼びかけたりしています。


そして今日、またETIC.が大変お世話になっているソフィアバンク代表の田坂広
志さんから送られてくるメルマガに、ちょうど、こんな内容が書いてありました。


> 言葉に宿る思想
>
> いま、「社会貢献」の思想を、
> 多くの企業が語るようになっています。
>
> 「これからの時代の企業は、
>  営利追求だけを目的とするのではなく、
>  社会貢献を大切にしなければならない」
>
> こうした言葉とともに、
> 利益の一部を社会貢献の団体に寄付する企業や、
> 環境、福祉、教育などの問題に取り組む企業が、
> 増えています。
>
> そして、この「社会貢献」の思想は、
> 次のような言葉とともに、
> 企業の在り方だけでなく、
> 個人の働き方にも、影響を与えています。
>
> 「営利追求を目的とする、起業家ではなく、
>  社会貢献を目的とする、社会起業家をめざす」
>
> 思わず肯いてしまう、
> これらの言葉。
>
> しかし、静かに考えてみるとき、
> 一つの疑問が、心に浮かびます。
>
> 「働く」ことの目的は、
> 「営利追求」と
> 「社会貢献」に分かれるのか。
>
> その疑問を心に抱くとき、我々は、
> 日本語の「働く」という言葉が
> 実は、素晴らしい言葉であることに
> 気がつきます。
>
> 「はた」(傍)を「らく」(楽)にする。
>
> 「働く」という言葉には、すでに、
> 「社会貢献」の思想が宿っていたのです。


いま、ETIC.では社会的な課題に果敢にチャレンジする若いソーシャル・
ベンチャーを応援しています。

そんな中、学生であっても大きな理想を抱き、自ら立ち上がってNPOを
設立する人や、NPOの設立を検討している人が増えてきているのを
肌で実感しています。

また、最近では、あるお父さんからは、「高校生の娘がソーシャル・ベン
チャーを自分でやりたいと言っているんだけど、それを学べる大学はない
か」とお問い合わせ頂きました。
正直、高校生までもが、ソーシャルベンチャーやNPOに興味・関心を抱く
時代になったんだと、驚きました。


志ありきで、「仕事」に取り組む若い人がたくさん増えていくのは本当に
歓迎するべきことだと思っています。
しかし、前述の経営者の方のメールにもあったとおり、なんの実務経験もなく、
NPOを立ち上げた人は収益モデルを作っていく力、営利企業とのアライア
ンスを構築していく能力、そして何より基本的な仕事力が欠けてしまって
いる例も少なくはありません。


そういう意味では、若い経験の少ないソーシャルベンチャーを応援するに
あたって、実際にプロフィットビジネスの現場で経験を積んでいる先輩経
営者に、単なるアドバイスや寄付という関係を超えた「仕事上」での関係
を築きながら支援して頂くことも大事だと感じています。


また一方で、「営利企業の社会貢献」という意味では、今まで大手企業
が行っていた「儲かった利益の一部を寄付する」以上の「本業を通じて社
会貢献」をしていく企業が求められています。


ETIC.のまわりには、おせっかいなくらい徹底的に学生を応援して下さったり、
ETIC.の活動をご支援くださる、実力あるベンチャー企業の経営者がたくさん
います。

こういった経験豊富な志ある経営者の方々と、ETIC.に集まる若いソーシャル
ベンチャーの架け橋になって、新しい協働の形、今までになかったCSRの形を
提案していくのも我々の役割なんだと強く感じた2通のメールでした。

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2005.06.24

土・日仕事をするのに適したカフェ(内野博礼)

内野です。

最近はだいぶ暑くって、夜も寝苦しくなってきましたねー。

ちなみにETIC.のオフィスは土・日、エアコンがストップしてしまうので、
「マイミニ扇風機」が活躍します。
自分の机の隣にも、常に渋谷の「さくらや」で買った1980円のマイ扇風機
がスタンバイ。ほかにも全部で4つくらいあります(笑)

オフィスはパソコンの熱で土・日の日中は30度を越えることもしばしば。

ですから土、日に仕事で作業があるときは迷いなく外に脱出します。

僕は、愛煙家でもあるので(オフィスは完全禁煙!)だいたい恵比寿近くの
カフェでパソコンを持ち込み仕事をすることが多いです。

本来、横浜に住んでいるので、みなとみらいの海の見えるカフェで優雅に
仕事をする!なんていうのもオツですよねー。
でも、ついつい恵比寿まで来てしまいます、、、

ちなみに、みなさん、土・日に仕事で作業がある場合は、どこで仕事をしていますか?

ぜひ、恵比寿や渋谷付近で「土・日に仕事をするならココ!」という名所をご存知の
方は、内野までご一報下さい!
(条件:電源を貸してくれる(笑))

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2005.06.10

自分経営という授業2(内野博礼)

ETIC.内野です。

先日、早稲田大学商学部で講師をしている潜道文子先生とお会いしました。

潜道先生は、商学部で「ビジネスゲーム」という授業を教えています。

この授業、自分で事業アイデアを持つ学生が社長として手をあげ、そこに他の
学生が社員として参加、チームでビジネスアイデアをブラッシュアップしていく
という形式を取るユニークなもの。
1限からはじまる授業にも関わらず、60人もの学生が参加しているそうです。

ビジネスアイデアの内容は様々なようですが、商店街の活性化などの社会的な
課題を取り上げたものが最近増えてきているとのことでした。
「ビジネスゲーム」という、普通のビジネスっぽいタイトルの授業に、
こういった社会的な課題をどう事業化させていくかに関して関心を持つ学生が
受講しているのを考えると、やはり最近の起業に関心を持つ学生が
見据えている方向性の変化を感じます。

ETIC.が学生や20代を対象に行っている事業計画講座の受講生に対して、
以下のようなアンケートを最近、取ってみました。
Question:「起業するなら、どういうスタイルの起業を目指しますか」
「できるだけIPOを目指したい or できるだけ社会的な課題を解決する事業を行っていきたい」

結果は80%以上の受講生が後者を選びました。おそらく5年前であれば、
このパーセンテージは随分と変わっていたと思います。
(もちろん、この2つが両立できないということではないので、極端な選択肢ですが)

潜道先生に、こういった話や、ETIC.で行ってる社会起業家を目指す若者向けの
プログラムの話、以前、この日記でも書いた「自分経営」の授業の話をしたところ、実は先生も通常の経営戦略を教えているけれど、
一番関心がある領域は、NPO経営や企業倫理なんだということで、とても共感をして下さり、
話は大いに盛り上がりました。

学部レベルで「自分の問題意識や社会的な課題をどう事業として解決するか」を扱った
授業が増えればと、常日頃から考えていたので、先生との出会いは非常に
大きなものでした。
先生となら一緒に新しい授業ができそうだ!と思い、「新しい授業を作りましょう!」という
ご提案をさせて頂きました。

早稲田大学では、秋から来年度のカリキュラム編成のプランニングが始まるので、
それに向けて、先生といろんな企みをしていきたいと思う今日この頃です。

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2005.03.10

インターンシップのコーディネーター(2)(内野 博礼)

こんばんは
ETIC.内野です。

きょうは前々回に引き続き、インターンシップのコーディネーターという仕事について書きたいと思います。

インターンのコーディネーターをしていて、日々、感じることがあります。

それは、僕自身が単に、インターン生がインターンをしている3ヶ月や6ヶ月間の「コーディネーター」ではなく、
インターンを経験する彼らの「生涯のコーディネーター」でありたいということです。

先週、2002年にインターンをはじめて、有料老人ホーム紹介サービス立ち上げのリーダーを担当、
今は介護業界をより良いものにしていくために、起業準備中のK君と事業計画の話し合いをしました。
まだ23歳の若さですが、業界では一目置かれていて、新聞記者をはじめ、メディア関連の方々も、
彼の今後に期待するほどの男です。

また、今日は、福祉分野のインターン先で3ヵ月インターンを経験した後、自分の「夢」を見つけて、
それを実現するために、今は就職活動をしているKさんと久しぶりに会って、今後について
色々と語り合いました。
彼女は、10年後には途上国の労働市場の問題に切り込んでいけるように、5年間は民間で力をつけたい
ということでした。

インターンが終わった今でも、彼らと繋がりを持てるのは、担当のコーディネーターとして
ほんとうに嬉しく思います。

これからも、インターン卒業生の「生涯のコーディネーター」として、
彼らの夢やココロザシの実現を応援したいと思った一日でした。

インターン経験者の皆さん、いつでも連絡下さいね!

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2004.12.13

インターンシップのコーディネーター(内野 博礼)

ETIC.でインターンシップのコーディネーターをしています内野です。

先週末、ETIC.のインターンシップフェアが開催されました。
次の春休みからインターンシップを受け入れるベンチャー企業30社の社長と
インターンシップをしたい学生100人以上が集まる大きなイベントでした。

このイベントでは、募集中のベンチャー企業でのインターンシップ情報の詳細を記載した冊子が
参加する学生の皆さんに配られます。

「この冊子、よくできてるねぇ。うちの会社の社員が作ったのかと思ったよ。」

インターンシップフェアを訪れた、あるベンチャー企業の社長に、そう声を掛けられました。
僕はETIC.でインターンシップの「コーディネーター」というお仕事をしていますが、
このような意見を聞くと非常にうれしいものです。

・世の中にどのような価値を生み出そうとしているのか?
・この会社が発展していくと、世の中はどう変わるのか?
・2年後、3年後、10年後と、どのような事業戦略を考えているのか?
・社長はどのような想いを持って、会社を作ったのか?
・その事業戦略の中で、インターンシップをどのように位置づけるのか?
・インターン生はどのような仕事にチャレンジするのか?
・インターン生はどのような成長のステップを描くのか?

仕事内容、勤務条件だけでなく、
そんな話を担当するベンチャー企業の社長や担当者の方とじっくり話し合った上で、
詳細な冊子を作って、募集を開始します。
冊子を作っている時、コーディネーターは、その会社の人事部や経営企画室の
一員になったつもりで書いています。

ETIC.は単にベンチャー企業と学生を繋ぐ「インターンシップ紹介団体」ではないと思っています。

インターンを通じて、

・インターン生が「起業家」に必要なマインド、働き方を体得する
・インターン生が活躍することで、飛躍的に事業が発展する

そんな「Win-Winの関係」を作っていけるように、日々心掛けています。

これから、ETIC.を通じてインターンシップにチャレンジしたいと思っている皆さんも
「自分がインターンとして入ることで、この事業をどう発展させていこうか!」
そんな高い視点を持って、インターンシップにチャレンジしてもらえればと思っています。

これから、インターンシップフェアに参加した学生の皆さんとの面談ラッシュがはじまります。

一緒に、「そのベンチャー企業をどうやって発展させていくか」
そんな会話ができることを、今から楽しみにしています!

投稿:by 内野 博礼 2004 12 13 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック