2005.11.17

あなたの部屋が(竹内 路子)

「あなたの住む部屋が、あなた自身である」
「あなたの心の状態、そして人生までもを、あなたの部屋が表している」

これって結構、衝撃・・っじゃないですか・・?(笑)
これは、最近読んだとある本(「夢をかなえる掃除力」)の冒頭の言葉です。

人材育成、態度教育という私の関心テーマから発生して、掃除や下座行などを調べていると、掃除と精神性の強い結びつきに驚かざるを得ません。

ちなみに、私の構想する2025年は、(あと20年後)

市民の美意識がさらに高まり、
小中校では掃除の仕方とその心が全生徒に教えられ、
身の回りを綺麗に保つ気持ちの良さに目覚めた人が増え、
公共施設の床は景色が映り込むほど綺麗に磨き上げられ、
快適な空間を追求したデザイン性の高い列車が走り、
人々が譲り合い、奉仕の精神で社会を営んでいます!

(笑)

でも、正直、

渋谷の雑踏を通り抜けながらのオフィスまでの道のりを歩きながら、もっと日本は住み心地の良い国になるような気がしてなりません。(笑)

私達、市民一人の美意識、道徳心が目覚めれば、人々の所作や態度は美しく、建築物も自然と調和し、デザイン性高く、世界にも誇る「美しい自然と調和した人間性の豊かな国」になるのではないか、
と思っています。

そして、そんな理想的な状態になるために、

実は、ゴミをためずに捨てる、使ったものを戻す、整理整頓する・・・こういう習慣が、人の道徳心を育んでいく『鍵』ではないか、こう思えるのです。

私がもし学校を作れたら、掃除用具に対する投資をして、朝は掃除の時間にするなぁ。全員でピカピカに磨き上げた教室で、気持ちよく授業を受ける。朝自習で漢字ドリルや計算ドリルをやるのもいいけど、もっとその子の人生に影響を与える時間になると思います。

あの松下政経塾のプログラムでも、『そうじ』は非常に重要視され、「なぜそうじをしなければいけないのか?」と聞いた塾生に、松下幸之助さんは激しい口調で、「自分の身の回りをそうじできない者が、どうして天下国家をそうじする仕事ができようか」と語られたそうです。

また、ある方から聞いたお話では、日常的な仕事の場面でも、部屋が散らかっている、整理整頓されていないと、
汚くても麻痺して仕事をするようになり、業務上のリスクを感知する能力が飛躍的に低下する、と。

怖いーーー・・・(笑)


で、そうじと言っても、何をすればいいか、といえば、基本は、以下の4つの動作があるようです。

・換気(一日一回は窓を開けて新鮮な空気を入れる)
・捨てる(とりあえずで取っておかない。迷ったら処分)
・汚れを取る(数年来、手をつけていない汚れに向き合い、取る)
・整理整頓(しまう場所を決める、しまえないものは捨てる)

まずは、今日から、一畳分、一机分でいいので、一気に全部やろうとせず、少しづつ、確実に、がいいようです。

と、やっぱり我が家も大掃除をいたしました(笑)

段ボールで10箱以上、ついでに床もフローリングに変えて、壁も塗り替えました。こうすると、少しの汚れでも、気になるので、こまめに掃除ができます。いい空間を作るには、「空気」の入れ替えが大事だ、と毎日換気をするようになりました。
効果は・・・・・・・・・・絶大です。想像を遥かに超えました。


ETIC.では、いつもM保ちゃんやLoveちゃんなどが先頭に立って、月曜日の朝に全員で掃除をさせてもらってます。その時以外でも、気付いた時に片付けてくれていたり、ゴミ捨てをしていてくれています。
日々本当に忙しい業務の合間を縫って、そういうことに、惜しげなく黙々と取り組んでいること姿を観ると、本当に頭が下がります。


そうじ、整理整頓・・・
時には人生を変えるほどの薬となりえるなぁ、と思っています。


p.s.
ちなみに、家の整理整頓をすると、お金がたまるらしいです。。
経験者、多し。。試してみる価値はあります(!?)

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2005.09.13

Sさん成長の秘密(竹内 路子)

ここ数日、ETIC.の受入企業の経営者の方々を訪問していました。

ETIC.がカリキュラム連携している高知大学の教授のお二人と共に
このカリキュラムの課題の洗い出しと今後の方向性を見極めるための訪問でした。

【高知大との連携カリキュラム】:
1・2年生が半年間、東京での実践型インターンシップを行い、実力を鍛え、地元に戻り、地域の課題解決プロジェクトに携わる。インターンシップ期間の半年間は14単位を認定されるため、休学・留年せずに社会での実践経験をつむことが可能。

目から鱗の貴重なご意見も数々頂きました。

その中でも、

成長する若者の条件。

これに、一致した意見を持っていたことに驚かされました。

シンプルなのです。

「根性のある子」「礼儀のある子」「素直な子」

今回、訪問した企業の業種やインターン生の業務内容はまったく異なるのですが、能力や知識、経験ではなく、そういったいわば「姿勢」「態度」の部分に話は及んでいきます。

Sさんは、知識や経験はほとんどゼロの中、7ヶ月経った今、社長に「欠かせない」存在といわれ、2名の新人スタッフの育成を任され、背筋を伸ばしていきいき働いていて、傍目から見ても、頼れるオーラを放っていました。

Mくんは、アルバイト経験もなく、東京に上京してくるのも背中を押されてやっとだったはずが、今やお店をまとめる存在として、自信に満ちた顔つきをしています。その変化は、教授も目を見張るほどでした。

彼ら二人は、その「根性」「恩を感じる心」「謙虚」そういった点で、高く評価されていました。

ETIC.で取り組む、起業家精神の醸成や、起業家育成というものは、究極、こういった根っこの部分が一番大事だと思っています。

3ヵ月、6ヶ月と成果を挙げ、売り上げを3倍増にしたり、会社設立史上最高額を一人で売上げたり、クライアントから指名されたり・・

華々しい成果の土台には、必ずこういった態度、姿勢があり、そして、こういった華々しい成果をあげるインターン生のいる企業は、特にこの根っこの部分の育成に心を砕き、徹底しています。

たとえば、先ほどのSさんは、毎日、経営者と「愛の交換日記」をしていました。

スケジュール、今日のToDo、今日の失敗、今日の気づき・・
毎日毎日、それを休まず飛ばさず書き続けました。
7ヶ月間無遅刻・無欠席、電話は誰よりも早く取る、
朝の朝礼では元気な声で挨拶をする、
インターン開始当初立てた、これらの目標も全てやり切りました。

彼女の姿勢に感化された社員が出てきた、というのも頷けます。

「私は、運動能力や学力を高めるよりもまえに、
 態度の能力を高めていかなければ、人間は開花しないと考えています」

これは、大阪の荒れた公立中学から7年間で13回もの陸上日本一を生んだカリスマ体育教師、原田隆史さんの言葉です。

彼の本を読むと、陸上日本一になるために掲げる個人の行動目標は、緻密に計算された練習に加え、靴をそろえる、皿洗いを手伝う、元気な声で挨拶をする、などの態度項目が加わっています。
それらを繰り返し繰り返し行い、目標を達成するプロセスを体に染み込ませることで、態度が鍛えられていく、態度とは、鍛えることが可能な能力だ、というのが彼の持論です。

大きな声で挨拶する、靴はそろえる、今日出したものは今日しまう、人間の手足の神経と脳は繋がっているので、態度を変えることで、思考や心を高めていくことができるようになるのでしょう。
毎朝、誰よりも早く来て挨拶をして、机をふいている学生は、人に好かれる以上に、自分自身の自律性・安定性を保つことができるようになります。

華々しい成果の土台にある、この足腰の部分こそ、毎日毎日の行動の積み重ねによって練り鍛え上げていく部分なのだ、と改めて教えてもらいました。

そして、飛躍的に成長する企業、インターン生が活躍する企業は、この部分に秘密がありそうだ、と改めて実感した訪問でした。

投稿:by スタッフ 2005 09 13 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005.02.17

なぜそんなに働いてしまうのか(笑)(竹内路子)

よくうちのスタッフは、「みなさんよく働かれますね~」とモノズキを見るよう
な、感心半分、哀憫半分の目で見られます(笑)

うちのスタッフは確かに、土日祝日返上、毎晩遅くまで頑張っていて、今日も朝
9時にオフィスに来たら、2人が寝袋に入って寝ていました、、(笑)ご苦労様。

なぜこんなに働いてしまうのか、諸説ありますが(!?)とある本にこんな話が
載っていました。


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学習方法論を研究されている、佐藤ひとし氏さんの著作より。


一般に動機付けは、2つの方法がある。「損をしたくない」「得をしたい」しかし、実はそれをはるかに凌ぐもっと協力なモチベーションがある。

それは、「自分以外の人を喜ばせたい」というモチベーション。
自分がトクしたいとか、損をしたくないという動機付けは案外モロイもの。
これらに対し、親兄弟や恋人、ひいてはあのお客様の喜ぶ笑顔が見たいという純粋な動機は、少々の困難を困難とみなさず、そればかりかプロセスも楽しんでしまう大胆さを生み出します。

過去に私の教室で、どのようにしたら生徒が宿題をやってくるか様々な実験をしたことがあります。

その中のひとつに、一定の回数だけ宿題を忘れなかったら、生徒自身にかなり高価なご褒美の商品(ウオークマンなど)をプレゼントしてみたことがありました。

しかし、これは期待したほどの効果がありませんでした。

そこで今度は、賞品を思い切ってチェンジし、生徒本人にではなく、その家族へ「無農薬の胚芽米」を贈ることにしてみたのです。

結果は意外や以外、宿題は驚異的な提出率となったのです。

お年寄りのいる家庭などは特に、
「孫が獲ってきた米はほんとうに美味しい」とおじいちゃん、おばあちゃんが感激しながら食べてくれたそうです。

そのことを話すときの生徒のうれしそうなこと。

生徒は、自分の努力で自分以外の人を、こんなにもハッピーにすることができるのかという新鮮な体験をしたのです。自分の損得だけのための努力と違って、「他を喜ばせよう」という発想の努力は、わくわくしながらの楽しい努力です。 「あと○○回宿題を出すとまた、おじいちゃんに美味しいご飯を食べてもらえるぞ」と楽しみながら学習する子供達には、もう「宿題を忘れるなよ」という言葉が不要となってしまっています。

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うちのスタッフは、人一倍世話好きで、こんな世の中にしたいという世の中へのお節介も好きな人たちが多くって、毎日、仕事をしながら、これをやったらこの人たちが出会って、こんな成長するんちゃうか?とかこの人を紹介したらとっても勉強になるんじゃない?とかこの地域のこの人があの人やあの人に出会って触発されて、こんなこと始めたら、この地域が変わるんと違う?なんて妄想空想しながら、それを具現化していきます。

そして、基本的には、とってもシャイで謙虚な人が多いです。(これほんと。いっけん、こわそうに見えるひとも、クールにみえる人も、実は・・笑)

世の中をこんなふうに変えたい、良くしたいという気持ちの土台は、実はその裏側である、「世の中の皆様からいっぱい恩を受けている」という感謝の気持ちがあるように思います。だから、せっせと働いているのも、「してやってる
ぜ!」とか野心じゃなく、けっこう純粋に、「恩返し」の気持ちがあったりします。

そう思っていたら、ある本に、こんなことが書いてあって、なるほどなぁ、って思いました。

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「会社へ行って、お給料を目的にすると、いろんな思いをいっぱいかぶってしまう。

うつ病になるのもそういう原因がある。会社で働くときは『会社への恩返し、みんなへの恩返し』という気持ちだけで働く。そうしたら、思いをかぶらなくなる。働きもよくなって大きくなって、みんなを喜ばせる。すると、感謝も返ってきて、どんどん思いも消してもらえる。

だから、ボランティアの心で会社にいけばいい。

お金儲けじゃなしに、お金をもらうためじゃなしに、みんなへの恩返しの気持ちだけで会社勤めしていると、そういう気持ちが晴れて、全部プラスで受けられるようになる」

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なんだか、こんな、「人を喜ばせる」「恩返しの気持ちで働く」ことができれば、どんなお仕事でも、それは立派で、誇りある「はたらくひと」になれるとおもいます。

そんな幸せなひとが一人でも増えるように、その模範ともなれるように、毎日がんばっていきたいとおもいます。

投稿:by スタッフ 2005 02 17 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2004.12.20

「0.2秒の返事」と「頼まれ事は試され事」(竹内 路子)

先日、お世話になっているメンターバンク籏禮泰永さんのご紹介で、中村文昭さんの講演会に行ってきました。

伊勢で超人気のレストランを経営している方で、お店には、有名人や著名人も多く訪れるとか。週末は、ウエディングの予約で一杯というお店です。

18歳で家出同然で伊勢から上京してきた中村文昭さんが、野菜の行商をやっている「タバタさん」という方に弟子入りしたお話です。

将来何をしていこうか分からない、今は工事現場のバイトとドーナッツ屋のバイトを掛け持ちしている、という中村さんに、師匠のタバタさんが言った言葉。

「いいか、人間の悩みの大半は、他人との比較だ。あいつは大学にいって、あんなことをしている、あいつはこんな仕事をしている。なぁ、同級生に勝つことが目的じゃない。人間として、なんの志もつか、だ。」

「うさぎと亀の競争あるだろ、うさぎは、亀を気にしとる。亀はうさぎを気にせん。気にせんと、ただ山の上の旗だけをみて、着地点だけを見ていくんだよ。」

「おまえも、30に間違いなくなるんだよ、50に間違いなくなるんだよ。そんときに、何のために仕事をするか、どんな人間になるかなんだよ」

「何の仕事していても、どんな人間になるかは、意思ひとつなんだよ」

「金っていうのは、みんなお金をなんとかもうけんと、入口のことばっか考えとる。でもほんま大事なのは、『お金の出口』なんよ。自分にとって価値あるものに、いかに化けさすか?出口がはっきりすればするほど、入ってくるんだよ」

その言葉に感銘を受けた、中村さんは、彼のもとに弟子入りし、野菜の行商を始めました。弟子入り初日。あることを師匠に頼まれ、ちょっと・・・とためらっていると・・・。

「俺はずーっと気になっていた。お前は、返事が遅いんだよ。いいか、弟子から師匠への返事は、0.2秒だ。コンマ2秒の返事しか許されん。世の中の人間はだいたいが返事が遅い。なんでか?話を聞きながら、ソンか得か、頭の中でそろばんはじいてるんだよ。

お前な、行商やめても、0.2秒の返事だけは覚えとけ。止められないほど出世するぞ。止められないほど、夢かなえるぞ。いいか、やろうとしていることなんて、先輩に手を差し伸べてもらいながら、かなえてくんだ。粋な返事のできる人間だけが、残っていくんだ」

中村さんは、この時から「返事は0.2秒」をすりこまれた、といいます。

ショットバーオープンのために、師匠からホテル厨房でのバイトを命じられた時にも、バー運営のノウハウとは程遠い皿洗いをひたすら続ける現場にいて、日本一の皿洗いを目指していた中村さん。総料理長からお使いの声がかかると、0.2秒で返事をして、猛ダッシュでキャベツを買いにいく。

「お前みたいな素直な奴はみたことない」そういって、先輩ぶち抜きで、カウンターに立たせて頂いて、オープンまでに飲食店のノウハウを教えてもらったそうです。

“頼まれたことは、0.2秒の返事で受ける。
結果で返して、相手をビックリさせる”

その基本姿勢が身についた、と語ってくれました。

目の前の仕事は、全て「試され事」です。中村さんは、そう教えてくださいました。

大学生で、自分のやりたいことが分からない、と悩む人もいると思いますが、ハイ、と明るく返事をして引き受ける。人から期待され、信頼される。必要とされる。そのうち、自分がやったことがないことも、この人ならと、頼まれる。
そんな中から、組織の中での役割や社会での役割、人生の意味が繋がってくる、この「頼まれる→笑顔でこたえてやりきる→また頼まれる→・・」このスパイラルを上がっていくうちに、予想もしない役割が広がり、関わる人が
増え、影響が広がり、気付いたら、自分もハッピーであり、顧客もハッピーであり、社会もハッピーであるというトライアングルがいつのまにか出来てしまう、という現象を、多くの輝く大人たちが実証しています。

悩める人も、経験がないという人も、やりたいことが分からない人も、まずは、0.2秒の返事を実践することなら、誰にでもできます。

師匠のいる、インターンシップの現場で、みなさんに、こんな“幸せになれるルール”を見つけ、自分の人生に光が見える原体験をして欲しな、と祈りつつ、仕事をしています。

p.s.
先日、中村さんに、みなさん学生向けにお話をしていただけたら、と御願いをしたところ・・・

〉学生相手は私にとって使命感です
〉損得ぬきで行きまっせ
〉私で良かったら使ってください

皆様に中村さんの熱いメッセージをお届けできる日も来るかも。楽しみです。

投稿:by NPO法人ETIC. 2004 12 20 | 固定リンク | コメント (3) | トラックバック