2007.11.22

廃果(規格外の果物)でフルーツビールプロジェクト (山内幸治)

東京ビジネスアイデアコンテストにエントリーしてくれた
湘南地ビール会社、サンクトガーレンの中川さん。

今もちょくちょくメールのやり取りをしていましたが、
彼女から「湘南ビジネスコンテストで
「大賞と観客賞を取りました!」とメールをもらいました。

いま彼女が力を入れているのは、
廃果(規格外の果物)でフルーツビールプロジェクト。

第1弾は信州りんごです。
http://sweetsbeer.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_3e9...
早くも初回醸造分が売り切れで、増産決定だとか。

マスコミにも多数掲載されているみたい。
http://sweetsbeer.cocolog-nifty.com/blog/cat13660436/inde...

ちなみに第2弾は湘南ゴールドという名前の
小田原産みかんでやる予定。

まだ第3弾、第4弾のネタが決まっていないみたいなので、
もし何かネタがある人がいたら、教えてください!

僕がこの前、愛知で知り合った20代の農家さんは、
イチジクを作っていて(愛知はイチジクの生産高日本一)、
完熟して市場に出せないもの(でも本当は一番美味しい)を、
フランス料理のソースに加工して、
三國シェフのレストランで使ってもらえるよう交渉中とか。


規格外の果物を活用したネタは、
小出さんの所でも最近聞いたし、
(ここのは全くごみが出ない加工方法らしい)
色々やってる人がいますね。

投稿:by スタッフ 2007 11 22 | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック

2005.03.01

ディズニーもいいけど、、、(山内幸治)

昨日の栗本くんの日記に続いて、僕も「コミュニティ・ベンチャー起業家図鑑(仮称)」のことについて、少し触れたいと思います。

これは、地域にしっかりと根を下ろして、地域の問題解決や発展に向けて事業をされている先輩地域起業家の方々に、僕ら若者世代がその成長のポイントを学びにいくというスタイルで作っている事例集です。事例集というと、凄く固い感じのものをイメージされると思いますが、手にしたら、絶対にびっくり!すると思います。それだけ、デザインや写真にもこだわりを持って作っています。

この図鑑プロジェクト、本当に学ぶことが多いのです。例えば昨日栗本くんが取材に伺ったスキー場を経営しているNPO法人、不忘アザレア。もともと株式会社が経営していた蔵王のスキー場だったのですが、経営が破綻してしまったものを、スキー場を地元に残したい、地元の雇用を確保したい!と願う地元の住民たちの手で立て直したというものです。

なぜ株式会社が失敗していたものを、スキー場経営の素人だった住民たちが立て直すことができたのか。取材に行ってきたスタッフから、「株式会社はスキー場のこと(都合)しか考えていなかったが、不忘アザレアは地域のためにスキー場を残すことを考えていた」という話を聞きました。経営がNPOに変わってから、それまで株式会社の従業員だったスキー場のスタッフからは、「そんなことは今までやったことがない!」「これが本当にスキー場の経営なの?」という驚きの連続だったそうです。その秘密はぜひ4月末発行予定の本誌を読んでくださいね(笑)。

地域から本当に必要とされ、愛されている事業は、自分たちの事業のことだけでなく、地域全体のことを考えるという原点を持っている気がします。65歳以上人口が50%を超える、人口僅か2000人の町(徳島県上勝町)で、おばあちゃんたちが庭や山の葉っぱを商品(日本料理に彩りを添える)に変えて、年間2億円以上の売上を出している株式会社いろどりもその代表例です。単に儲かるから初めた事業ではなく、おばあちゃんたちがこの町でいきいきと過ごせるためには、と考え抜いた先に見出したビジネスです。事業を超えた地域への想いがあるからこそ、そのための工夫は細部の至るところに散りばめられています。

昔、ビジョナリーカンパニーという本を読んで、強く感動をしたことを覚えています。そこにはディズニーをはじめとする、世界の優良企業が紹介されていました。ビジョナリーと呼ばれる会社には、宗教にも似たような徹底した哲学があり、それが「神は細部に宿る」ごとく、徹底して具現化されている。その後、ディズニーに関する本を、かなり読みました。

ディズニーの哲学とその具現化に向けた仕組みの徹底さに憧れていましたが、いろどりや不忘アザレアもかっこいいなぁと、今回の図鑑プロジェクトで本当に感じています。ETIC.のインターンを受け入れて頂いているベンチャー企業経営者の方からも、同じような凄みも感じます。そんなビジョナリーな人たちは、東京はもちろん、日本全国にたくさんいるはずです。そんな人たちとつながって、本気になって仕事ができる環境にいることが、本当に幸せです。

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2004.12.15

金沢の仕掛け人たち(山内 幸治)

こんにちは!
ETIC.ディレクターの山内です。

今日は、昨日の栗本くんに引き続き、チャレンジ・コミュニティ創成プロジェクトについて触れたいと思います。

12月14日15日と石川県金沢市に行ってきました。
訪問先は金沢工業大学NPO法人起業ネットかなざわの2件。

飛行機に乗り込み小松空港に到着し、そこからバスで1時間のところに金沢工業大学はあります。(金沢駅からは車で20分程度)

金沢工業大学との縁は、K松さんという方とお知り合いになったことがそもそものきっかけです。

K松さんは、とある政府系金融機関の出身ですが、北陸支店に転勤となった際に金沢工業大学の学長と懇意になり、その情熱に共感し、今は同大学の産学連携室のスタッフをされています。

■大学が地域のコーディネート役に

K松さんが現在金沢で仕掛けている「家守(やもり)事業」というプロジェクトがあります。

江戸時代に地主の代わりに宅地内を差配した「家守」の概念(コーディネーター的な概念)を取り入れた事業で、金沢で深刻化しているオフィスビル空洞化対策のためのものです。

支店経済であった金沢では、中心市街地におけるビルの空洞化問題が、かなり深刻な状況(K松さん曰く、3割ぐらいが空き物件とのこと)にあります。実際に市街地を見て回りましたが、いたる所でテナント募集の広告が出ていました。

このような地域の問題に対して、大学がコーディネート役・プロデュース役となり、金沢市内はもちろん、県外の様々な人を巻き込んで、中心市街地活性化のための様々なプロジェクトを試行錯誤されています。

14日は東京からレストランをプロデュースされている経営者の方や、
金沢市内で10万部のフリーペーパーを発行されている経営者の方、
金沢市内の地域通貨の仕掛け人、
金沢に伝統的に残る茶屋の保存・再生に尽力されている大学教授などが集まり、
市街地の物件(超一等地&伝統的な建造物)を使って、新たな人の流れを生み出すような若者向けのレストランができないかと検討をされていました。

K松さんの周りには、このようなプロジェクトがたくさんありそうです。

こういった地域を元気にしていくプロジェクトに、若者が主体的に関わる流れを作り出したい。
それがチャレンジ・コミュニティ創成プロジェクトが目指すことの一つです。

■若者が関わることで、地域にどんな価値があるのか。

一つは、このようなプロジェクトを加速させる役割を、学生たちは担うことができます。今回集まられた方々は、皆さん本職があり、このプロジェクトだけに全ての時間を没頭することはできません。実際にプロジェクトを具現化するためには、様々な調査活動や検討のための資料作成、そして実行段階に入ってからもプロジェクトの管理や成果を生み出すための付加価値的な取り組みなどが必要になってきます。

これらの一端を、強い情熱と行動力を持つ若者たちが担うことができるとすれば、多くのトライ&エラーが求められるプロジェクトや事業の創成期において、少なからずの意味を持つと思います。ETIC.が行ってきた8年間のインターン事業において、経験や能力、実績の乏しい学生たちでも、十分に事業に貢献できることは証明できてきたと思っています(もちろん、そのための仕組みづくりは重要ですが・・)。

そして、このような地域を元気にするプロジェクトに若者が関わることは、若者の地域への愛着を育むことにもつながります。いまETIC.では、別の調査プロジェクトで、「若者が育つ地域・残る地域は、地域社会と若者との接点が強い地域」ではという仮説での調査を、ある地域に密着して行っています。この結果はまたWEBなどで公開していきたいと思いますが、地域を元気にする大人たちのプロジェクトに若者たちが交ざることは、地域の人づくりの視点から考えても、重要なことだと思います。

■夢考房

話は変わりますが、金沢工業大学には「夢考房」という、有名な取り組みがあります。今回は夢考房も見学をさせてもらうことができました。

学生たちが自分たちでプロジェクトを立案し、それが大学に認められると、300万円の予算が与えられ、この「夢考房」という場を使って、自由に研究開発ができます。

「夢考房」には、17名もの技術士がいて、気軽に技術的な相談ができる環境が整っています。単なる学問や知識ではなく、実際の現場で技術や知恵を継承する仕組みができています。

ここから生まれたプロジェクトには、ロボットコンテストや、琵琶湖で毎年開催される鳥人間コンテスト、他にも様々な分野で賞を取ったプロジェクトがあります。

金沢工業大学には、このような大学生の自発的な活動を支援する素晴らしい教育文化と制度があります。


夢考房の考え方やノウハウと、家守事業のような取り組みとが融合していけば、もっとダイナミックに地域の活性化と未来の地域を担う人材の育成とが動き出す、そんな可能性を感じることができた2日間でした。


・・・ということで、自分の担当1日目にして、いきなり長文になってしまいましたが、出張明けは書きたいことが一杯あって、まとめるのが大変です。。

投稿:by 山内 幸治 2004 12 15 | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック