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2005.10.31

地域発日本初の挑戦(横山 史)

みなさん、「四国アイランドリーグ」って聞いたことありますか?

今年から日本で始まった、野球の独立リーグです。

プロ野球選手を目指す若者を応援するため、
元オリックス監督の石毛氏が立ち上げました。

この背景には、
プロ野球の指名枠が減ったり、
休・廃部する実業団チームが増えたりと、
夢を追う若者が野球を続けられる環境が
少なくなっているという現状があります。

このような日本の野球環境のなか、
アメリカに渡り米独立リーグに可能性をかける
若者も少なくないということです。

初年度の四国アイランドリーグの入団テストには、
1,100名もの若者が応募したそうです。
そして選ばれた100名の選手が、25名ずつ4県4チームに分かれ
今年4月~10月まで180試合を繰り広げました。

通常、夢をかなえるために四国を出て行く若者は多いのですが、
夢をかなえる場所として四国を選び、四国に賭ける人は少ないと思います。

野球にそれほど詳しくない私ですが、
若者が夢に挑戦できる舞台が四国に新設されたということで
とてもうれしく思い、そして気になっていました。
そして愛媛に戻ってから、何度か試合を見にいきました。

そして先日、今リーグの最終試合がありました。
この1年のファンへの御礼ということで、全員無料で観戦できました。

会場はいつもにも増してチームカラーのTシャツや帽子に身を包み、
メガホンをもって応援する人にあふれていました。
1点差で追撃する9回裏、観客席が最高潮に盛り上がり、
そして試合が終了すると、監督と選手が一列に並びました。

この中から来年は、おなじみのプロ野球で活躍する選手も出てくるかもしれない。
一方で来年は、四国アイランドリーグにも残れず、夢をあきらめる選手もいるだろう。

毎試合恒例ですが、最後は選手が出口でファンを見送ってくれます。
握手したりサインをもらったり、そして直接応援のメッセージを伝えたりしています。

こうやって夢を追う若者が、四国の声援を受けて、さらに頑張っている。

そして四国もまた、このリーグにチャンスをもらっているのだと思います。

これまで自分の町の球団がなかったところに、
応援するチームと、目の前で応援できる環境ができました。

TVやラジオにかじりついていた人も
甲子園目指している野球少年も、休日の家族連れも、
応援席に座って大声を出す、あの特殊な空間、わくわくする空気に、
気軽に行けるようになりました。

新しいものができることで、
経済効果など様々な波及効果も期待できます。

球団を支援しているある地元企業の社長さんがおっしゃっていました。
「リーグが投げてくれているこのチャンスを、
四国が受け止めて活かさなければいけない」

新しい道を切り拓くのはもちろん容易なことではありません。
けれども、日本初の挑戦が四国で行われていて、
そして地域が盛り上がる可能性をたくさん秘めている。

その挑戦は限定された人しか参画できないのではなく
学生でも会社員でも公務員でも誰でも、
自分が出来ることをして加速させることができます。

愛媛では今、愛媛FCもJ2昇格を目前に控え、盛り上がっています。
野球独立リーグは、東北などでも設立されるということです。

地域に戻って気づくのは、
地域から日本初の挑戦をしている人はたくさんいます。

そしてそれは、1人や1社の成功にとどまらず、
多くの連携などによって、地域全体に波及したり
好循環を生み出す可能性をたくさん秘めています。

地域発日本初の挑戦をもっともっと発掘したいと思う日々です。

投稿:by スタッフ 2005 10 31 | 固定リンク

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» 石毛さんの話を生で聞いて from Uターンで見つけた愛媛
四国アイランドリーグにハマっています。 別に熱狂的な野球好きでもなく、 特別にファンの選手がいるとかでもないんですが、 なんといっても、 『夢を叶えるために若者が四国にやってくる』 っていうのが惹かれるポイントです! だって、普通に考えたら、 「夢を叶....... 続きを読む

受信: 2005/11/06 23:38:07

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