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2005.09.13

Sさん成長の秘密(竹内 路子)

ここ数日、ETIC.の受入企業の経営者の方々を訪問していました。

ETIC.がカリキュラム連携している高知大学の教授のお二人と共に
このカリキュラムの課題の洗い出しと今後の方向性を見極めるための訪問でした。

【高知大との連携カリキュラム】:
1・2年生が半年間、東京での実践型インターンシップを行い、実力を鍛え、地元に戻り、地域の課題解決プロジェクトに携わる。インターンシップ期間の半年間は14単位を認定されるため、休学・留年せずに社会での実践経験をつむことが可能。

目から鱗の貴重なご意見も数々頂きました。

その中でも、

成長する若者の条件。

これに、一致した意見を持っていたことに驚かされました。

シンプルなのです。

「根性のある子」「礼儀のある子」「素直な子」

今回、訪問した企業の業種やインターン生の業務内容はまったく異なるのですが、能力や知識、経験ではなく、そういったいわば「姿勢」「態度」の部分に話は及んでいきます。

Sさんは、知識や経験はほとんどゼロの中、7ヶ月経った今、社長に「欠かせない」存在といわれ、2名の新人スタッフの育成を任され、背筋を伸ばしていきいき働いていて、傍目から見ても、頼れるオーラを放っていました。

Mくんは、アルバイト経験もなく、東京に上京してくるのも背中を押されてやっとだったはずが、今やお店をまとめる存在として、自信に満ちた顔つきをしています。その変化は、教授も目を見張るほどでした。

彼ら二人は、その「根性」「恩を感じる心」「謙虚」そういった点で、高く評価されていました。

ETIC.で取り組む、起業家精神の醸成や、起業家育成というものは、究極、こういった根っこの部分が一番大事だと思っています。

3ヵ月、6ヶ月と成果を挙げ、売り上げを3倍増にしたり、会社設立史上最高額を一人で売上げたり、クライアントから指名されたり・・

華々しい成果の土台には、必ずこういった態度、姿勢があり、そして、こういった華々しい成果をあげるインターン生のいる企業は、特にこの根っこの部分の育成に心を砕き、徹底しています。

たとえば、先ほどのSさんは、毎日、経営者と「愛の交換日記」をしていました。

スケジュール、今日のToDo、今日の失敗、今日の気づき・・
毎日毎日、それを休まず飛ばさず書き続けました。
7ヶ月間無遅刻・無欠席、電話は誰よりも早く取る、
朝の朝礼では元気な声で挨拶をする、
インターン開始当初立てた、これらの目標も全てやり切りました。

彼女の姿勢に感化された社員が出てきた、というのも頷けます。

「私は、運動能力や学力を高めるよりもまえに、
 態度の能力を高めていかなければ、人間は開花しないと考えています」

これは、大阪の荒れた公立中学から7年間で13回もの陸上日本一を生んだカリスマ体育教師、原田隆史さんの言葉です。

彼の本を読むと、陸上日本一になるために掲げる個人の行動目標は、緻密に計算された練習に加え、靴をそろえる、皿洗いを手伝う、元気な声で挨拶をする、などの態度項目が加わっています。
それらを繰り返し繰り返し行い、目標を達成するプロセスを体に染み込ませることで、態度が鍛えられていく、態度とは、鍛えることが可能な能力だ、というのが彼の持論です。

大きな声で挨拶する、靴はそろえる、今日出したものは今日しまう、人間の手足の神経と脳は繋がっているので、態度を変えることで、思考や心を高めていくことができるようになるのでしょう。
毎朝、誰よりも早く来て挨拶をして、机をふいている学生は、人に好かれる以上に、自分自身の自律性・安定性を保つことができるようになります。

華々しい成果の土台にある、この足腰の部分こそ、毎日毎日の行動の積み重ねによって練り鍛え上げていく部分なのだ、と改めて教えてもらいました。

そして、飛躍的に成長する企業、インターン生が活躍する企業は、この部分に秘密がありそうだ、と改めて実感した訪問でした。

投稿:by スタッフ 2005 09 13 | 固定リンク

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