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2005.09.26
そうだ、ウミガメ見にいこう! ~スタッフ日記9周目~ 由利吉隆
今日から日記は9周目。ほぼ滞ることなく日記が書かれるという好循環に入ってから、約半年の月日が経過しております。今後もこの調子で続けていきたいものです。
■一本の電話
8月のある日、大学時代の後輩から電話がかかってきました。
冒頭いきなり、
「由利さん、ウミガメと一緒に泳いだことありますか?」
「ない」
「ウミホタルは見たことありますか?」
「首都高から木更津へ行く途中の東京湾に浮かぶパーキングエリアじゃないよね?」
「違いますよ。海中でキラキラ光る夜光虫のことですよ」
「じゃ、ない」
「マンタはどうですか?」
「水族館ぐらいでしか見たことね~よ。日常生活で見るわけないだろ、そんなもん」
「それはもったいないですね~。それらが全部、日本国内で見られるらしいですよ」
「マジ?どこ??(ぐっと乗り気モード)」
「沖縄から出ている船で離島に行けば、普通にいるらしいです。見に行っときますか!」
「おっしゃ、行っくど~!」
・・・ということで、そのウミガメやマンタ(エイのでっかいやつ?)が見られるという情報をもとに、この三連休に、沖縄の慶良間(けらま)諸島にいってきました。那覇から、船で2時間くらいのところにある、座間味(ざまみ)島と阿嘉(あか)島がメインです。
長いようで短い、三連休という連続休日を最大限活用すべく、旅行代理店と喧々諤々の交渉の結果、初日は朝4時起床で6:45羽田発のフライト、3日目は23:30羽田着の最終便という、かなり無茶なスケジュールが実現しました(笑)
■遥かなるウミガメ
早起きの甲斐あって、初日の昼前には、座間味島に到着。空は快晴、雲ひとつない。台風は上手くそれて、この3日間はすべて晴れの予報。
「ツイてる。これは、マンタにもウミガメにもきっと会えるに違いない・・・」
とまったく根拠のない自信が全身にみなぎってきました(笑)。
名物のソーキそばを猛ダッシュで食べて、早速、ビーチへ。
「ウミガメとマンタはどこじゃ~」と血眼になって、陸上&海中を必死で探すも、それらしいものは一向に見つからず。「おかしいな~。ホエールウォッチングは、冬しかできないと聞いていたが、マンタやウミガメはまだシーズン中のはずなんだが・・・」そこで、付近の海事情に詳しい地元の人(通称:マンタおやじ(笑))にヒアリングしてみたところ、
「昨日は、マンタもウミガメも現れたよ」
とのこと(ちょっと安心)。
しかし、更に詳しく聞くと、
「マンタは、大潮の日(潮の満ち引きが超激しい日)にしか出ないんだよね~。大潮は昨日までだったから、今日はマンタ来ないかもな・・・」
「ええええぇぇぇ~~!! マンタがぁぁぁ~!!」
(マンタがす~っと向こうへ消えていくイメージ + 遠い眼差し( ̄― ̄))
そういうこと(大潮話)は、ガイドブックに書くか、もっと早く教えてくれっちゅ~の(笑)。どちらかというと、ウミガメよりマンタのほうに私は興味があったので、かなりガックリと膝にきて、もうこうなったら、泡盛でもがぶ飲みして、ふて寝でもするかという想いが一瞬頭をよぎりました(打たれ弱いな~)。
・・・が、せっかく来たのだから、マンタ以外のものを楽しもうと寸前のところで形成を立て直し、更なる情報収集をすると、どうやら座間味島よりも、阿嘉島(船で10分くらい)のほうが手付かずの自然や珊瑚礁が残っているという事実が発覚。時間が遅かったので初日は渡島を諦め、2日目に阿嘉島を攻めてみることに決定しました(復活も早い~)。
翌日、昨晩の泡盛の飲み過ぎで(結局、たくさん泡盛飲んでる)やや二日酔いながらも、8時には起床。9時には船着場に向かいました。
■龍宮城
すぐさまチケットを購入し、乗船して10分後には阿嘉島に到着。北浜ビーチ(キタハマと書いて、ニシハマと読む)へ直行。シュノーケリング3点セット(水中メガネ・シュノーケル・フィン)を1,000円で借りて、一目散に海に入っていくと・・・
そこは、龍宮城でした。まさに、海の中は、熱帯魚の水槽に飛び込んだかのような景色。色とりどりの珊瑚に加え、カラフルな熱帯魚。かなり深水はあるものの、水はどこまでも透明で、太陽の光線が乱反射しながら海底まで届いている。
更に、ソーセージをちょこっと撒いてやれば、ヒッチコックの映画「鳥」を彷彿させるほど、大小さまざまな魚が我先にといわんばかりに寄ってくる。時間の経過も忘れ、2時間くらい連続で潜っていたときもあったような・・・。
途中、70センチくらいの鯛に似た魚にソーセージごと指を噛まれ(右手中指の第2関節付近までパクッといかれて流血)たり、目の前を縞模様のウミヘビが通過(笑)して心底慌てるというハプニングはあったものの、眼前で展開される海中の神秘のパノラマに感動しまくりでした。
これまで、バリ島、セブ島、サイパン島、式根島、タイのピピ島&サムイ島、モルディブ、オーストラリアのグリーン島(グレートバリアリーフ)、イスラエルのアカバ(紅海)・・・など、世界各国のいろんなダイビングスポットで、シュノーケリング(スキューバは機材運びが面倒そうなので忌避)をしたが、今回ほど海中の景色に感動したことはなかった。
日本にこんな場所があったとは・・・不覚。JRのキャンペーン「ディスカバー・ジャパン」ではないですが、海外に目を向ける前に、もっと日本で行くべきところがあるなと改めて思いました。
「これで、ウミガメが降臨すれば、完璧なんだけどな・・・」と、飽きもせず、朝から夕方まで海中や海辺をうろちょろうろちょろ。
「本日のカメ情報、まだ入荷してないですか?」
「ウミガメは大潮とは関係ないですよね?ね!?(うん、といって欲しい)」
「カメは、ソーセージ嫌いなんですかね?(知らねーよ、という反応(笑))」
と、地元の人にどうでもいいことをヒアリングしながら、あっち行ったりこっち行ったり。
が、現実は残酷で、無念の日没(  ̄― ̄)。
結局、ウミガメには遭遇できませんでした。
■同じ轍は二度踏まず
前夜の反省を活かし、ウミガメとマンタに喰らったダメージはすぐに回復させ、「夜こそ見れるものがあるんじゃ!」と、夜モードに素早く切り替えました。
サンセット、天の川、ウミホタルは夜にしか見れません。満天の星空の下、初めて見たウミホタルは、石を海に投げ入れると、ホタルのようにチカチカ光っています。棒で真横に水を切ると、一文字に海の中が光ります。空と海との両方で煌く幻想的な光にしばし心を奪われつつ、
「なんで、隣にいるのが野郎3人なのか・・・」
という、ロマンチックな周囲の環境とあまりにアンバランスなメンツに、素朴な疑問と後悔の念がとめどなく押し寄せてきました(笑)。
・・・ま、それはさておき、野郎同士ならではの楽しみ方もあり、沖縄料理+泡盛で、その夜は朝方までワーワー宴会をしていました。途中、地元の人や、外国人も合流してきてかなり賑やかな夜でした。
■まだまだ旅は終わらない
3日目(最終日)は、沖縄本島に戻って市内観光をすることに。レンタカー(1日3,000円)の衝撃の安さにまたまた感動しつつ、首里城、玉泉洞(鍾乳洞)、エイサー(民族舞踊)あたりの主要どころはすべて押さえることに成功。
中でも、「ひめゆりの塔」は、今回初めていったのですが、16~18歳の女学生の身に降りかかった、61年前の戦争悲劇は涙なくして語れません。このことを書き出すと、またここまで書いてきたくらいの文章量になってしまうので今回は割愛しますが、沖縄に行かれる機会がある方は、是非、行ってみてください。
当初想定していた、肝心のマンタやウミガメは見れなかったという事実はすっかり忘れて、噛まれた指と日焼け(火傷?)した背中という若干の負傷はしながらも、充実感満載で、昨日、東京に帰って来ました。
皆様、非常に忙しい日々をお過ごしだと思いますが、たまには日常性を打破し、リフレッシュしてまた仕事に戻るという循環も大切かと思います。そのような時には、ウミガメ探しオススメですよ(見つからなくても、かなり楽しい(笑))。
投稿:by スタッフ 2005 09 26 | 固定リンク
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